●JA新潟みらい栗部会長 桐生忠教さん(五泉市村松)
「一番の働きもの」を活かすためアーティストの気持ちで育てています。
風が吹きわたる丘の上。ここは、40年以上も栗栽培を続け、世界中の産地をめぐり研究してきた桐生忠教さんの畑です。栗は大木のイメージがありますが、桐生さんの畑の木は約3~4メートル。
下の枝ほどたっぷり葉を茂らせています。
「下の枝は一番の働き者。そこに太陽の光と栄養を届けるため、高さを抑えて剪定するんです」。
さらに特徴的なのは「風」。
さまざまな成分を含む日本海の風が丘を吹き上げ、良質な土を作るというのが桐生さんの考えです。こうして育った栗は、イガがソフトボールほどもある大きさで、実も一粒一粒ずっしり。
これを狙って猿が山からやってくるほどなのです。
桐生さんの人柄と村松栗に魅了され、丸屋本店の店主は8年にわたり桐生さんの元に通いました。そして、最高の素材に合う最高のお菓子を作ることを条件に、栗の提供を承諾していただいたのです。
「栗づくりはアートのようなもの」と語る桐生さん。風の丘に実った秋の芸術を、ぜひ丸屋本店の和菓子でご堪能ください。
村松栗羊羹
日持ち30日
豊年満作
1本
日持ち7日