●梨園佐久間 佐久間 勉 さん(新潟市南区大郷)
いかに品質を良くするか。
夢に挑戦するのは、やっぱり楽しいです。
「もともと、人と違うことにチャレンジするのが好きなんです」と笑うのは、梨園佐久間の佐久間勉さんです。今から約30年前、一念発起して水田をル レクチエ畑に転作。西洋梨は失敗するとい
う周囲の声をよそに、「ル レクチエの父」と呼ばれた浅妻力氏の研究会に参加しました。その研究会に丸屋本店の店主も参加しており、佐久間さんと意気投合。ともに仕事をすることを約束し、未来を語り合いました。
佐久間さんの前向きさに刺激された丸屋本店の店主は、日本の伝統的な新興梨のおいしさを見直し、糖度の高い佐久間ブランド「白根 新興梨」や、ル レクチエの缶詰加工品を使った製品開発をスタート。佐久間さんは持ち前のチャレンジ精神で、新興梨の
魅力であるシャキシャキ感を残したまま缶詰にする研究を重ね、専用工場を新設しました。新興梨の食感が魅力の『梨の実』や、新しいル レクチエの名菓『梨まん』『貴婦人』には、梨園佐久間の果実がたっぷりと使われています。